【水戸市 不動産売却】ときわ通心6月号 -介川-
1980年代後半から1990年代初頭にかけて沸いた「バブル時代」、 老いも若きも、あの好景気に踊り踊らされた思い出が少なからずお有りと思います。
私は、大学を卒業した1993年に不動産業界に足を踏み入れましたので、 "バブル時代の不動産業界"というものを知りません。 とは言うものの、まだその時代、茨城県内の不動産売買価格はバブル時代 のなごりが少々残っていて、当時の不動産価格は、今の2倍~2.5倍で 普通に取引が行われていました。
ある日、私が勤務していた大手不動産仲介会社の水戸支店に、40歳半ばの男性がお一人でいらっしゃいました。お話をお聞きすると、ご所有している別荘地約600坪を売却したいとのことでした。
偶然にも数日前、同じように別荘地を売却したいというお方からのご依頼で、栃木県の那須に、数日後、査定調査に伺うことになっていたので、場所も聞かずその勢いで「まずは査定をさせていただきます。」と申し上げたところ、査定場所が伊豆七島の一つだと聞かされ、驚いてしまいました。
冷静さを取り戻し、お客様に「場所が場所だけに、弊社の東京本社をご案内します。」とお知らせしたところ、私が約半年前に仲介させていただいたお客様からのご紹介でお越し下さった方だと聞かされ、私の使命感が沸々と沸き上がり、日当と調査交通費をお客様にご負担いただくことで、今回の件をお受けすることとなりました。
1週間後、まずは伊豆七島の大島へ乗り合いの小型飛行機で向かい、 大島で1泊して目的の島へ向かおうと考えていました。
大島へ到着し、適当に安めのホテルを紹介してもらおうと案内所に向かって歩いていると、「介川さん!」と私の後ろから声をかけてくる人がいるのです。 「ビクッ!」としながらも振り返ると、そこには今回の依頼者の方が 立っていました。
「えっ、どうされたんですか!」とお聞きすると、 「今日、大島に来ると聞いていたから、待ってたんだよ。」とニコニコしたお顔で私の肩をポンポンとたたき、「さっ、こっちこっち。」 と言いながら私の腕を掴み、最初から約束していたかのように出入口の方へ連れていかれました。
あれよあれよという間に車に乗せられた私は、「あの…、○○さん、私まだ今夜のホテルも取ってないんですよ。」と少々呆れ気味にお伝えすると、「大丈夫、もうこれから目的の島に行くから。」、「オレさ、ヘリ持ってるんだよねぇ!」と楽し気に、ラジオから流れる私の知らないご陽気な音楽に合わせて唄いはじめ、あっという間にヘリポートらしきところまで連れていかれました。
どうやら、同じ大島空港内あるいはその隣接地にヘリポートがあったようで、車から降りて数分で「さっ、行くよ!」と自家用ヘリに乗せされ、フワッと浮き上がったかと思ったら、結構な勢いで空に舞い上がっていきました。
→次回に続く
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