【水戸市 不動産売却】ときわ通心4月号 -介川-
■ 2025 年、住宅の考え方が大きく変わる
「新築住宅の省エネルギー義務化」
2021 年 5 月、国土交通省の有識者会議で、家屋の断熱性を高めるなど省エネル ギー基準への適合の義務付けが合意され、2025 年 4 月から 「新築住宅の省エネルギーを義務化」することになりました。
そもそも、 日本の家 は世界的にみても 非常に寒く 、それが原因で多くの人が病気になるリスクを負っています。 寒い冬の日本では、熱い風呂に長く入って体を温める傾向にあり、それが原因で入浴中に 気を失い、心筋 梗塞や脳卒中などを起こしやすいといわれ、結果、お風呂で亡くなる人は、年間で 約 19,000 人 と推計され、こ れは交通事故の年間死者数の 約4倍 に匹敵するそうです。
WHO (世界保健機関)が勧告する室内温度は 18度以上 なのに 対し、日本の住宅の約9割が冬の室温が 18度未満 と発表されてい ます。
欧米諸国 の中には、室温が18度未満の場合、 法律で罰せられる と ころがあり、イギリスの賃貸住宅の場合、断熱の質が悪いと評価されると、 法的にその住宅は 貸し出し を 禁じられる と聞いたことがあります。
では、日本の住宅の断熱性能はどうでしょう。
調査によると、日本の住宅の約7割が 「断熱に問題あり」 との結果だったそうです。 その原因は、高度成長期のころ、日本の人口がどんどん増加し、その人口増に間に合わせるため、 とにかく供給する家を増やし続け、 「家の断熱は2の次」 と考えられた結果といえます。
では、近年の日本の 断熱基準( UA 値) はというと、 1999 年に定められた断熱等級 4 が最高基準なのですが、 来る 2025 年 4 月 からは、断熱等級4が 最低基準 になり、それ以上の断熱等級を望まれるようになるのです。 ということは、近い将来、新築住宅だけでなく、中古住宅や賃貸住宅に至るまで、 断熱性能が悪い と判断されれ ば、 売却価格 や 賃料 にも大きな影響を及ぼす時代が必ずやってくると考えた方が良いでしょう。
既存の家に最も対応しやすい断熱方法は、窓枠部分のアルミ素材を 断熱効 果の良い素材 (樹脂素材など)に変更したり、窓の室内側に 樹脂製の内窓 を 設置するなどが効果的と思われます。
今後、建てる家の断熱次第で、病気になりやすくなったり、家自体の評価が低下してしまうことを理解していれば、家づくりへの安心感はだいぶ変わってくると思います。
2025 年になる前の今年・来年に家をお建てになる方々は、ぜひ、 断熱等級4 は必ず確保し、できればそれ以上の断熱等級を確保することで、 将来への 「健康と安心」 を実行してみてはいかがでしょうか。
記事検索
NEW
-
query_builder 2024/12/29
-
【水戸市 不動産売却】ときわ通心12月号 -堀江-
query_builder 2024/12/26 -
【水戸市 不動産売却】ときわ通心12月号 -渡邉-
query_builder 2024/12/23 -
年末年始休業のお知らせ
query_builder 2024/12/23 -
【水戸市 不動産売却】ときわ通心12月号 -代表・沢畑-
query_builder 2024/12/21